水やりを極める者は園芸を極める
このところ季節の変わり目か雨が多く降り、水やりの手間が省けたと喜んでいるちゃこです。
それはそうとして、園芸の日常の手入れは水やりと肥料やり位ですよね。
あとは植え替えと剪定。
中でも水やりは「水やり3年」ともいわれ、基本でありながら難しいもののひとつです。
植物育成の三大要素「水分・温度・日照」の中にもある通り、水やりは植物の育成に重要なファクターとなります。
土の状態を見極めて適切な量をあげる。
単に毎日水をダバダバあげればいいというものではないし、あげなさすぎもよくない。
これの習得に3年はかかるということなんでしょうね。
ちなみに、そろそろ水あげなきゃなんて思って、やった当日の夜に雨が降ったりなんてこと、良くありませんか?
私はしょっちゅうです笑
洗車したら雨が降るようなもんで、マーフィーの法則ですね笑
あと、水やりは単に植物に水分を供給するだけではなく、土の中に酸素を供給する役目もあります。
だから、雨が続いても植物はそこまで根腐れしないんですよね。
根腐れするのは決まって雨上がり。
土が濡れている=空気の流れが悪い中、呼吸ができなくなった根が死んでしまいます。
気温が上昇して土中の嫌気性細菌が増殖し、窒息した根を急速に分解していくことで根腐れが発生するんです。
それを防ぐには
1、用土は古くなったら交換する
2、水やりは土の中が乾燥してきたらあげる
3、肥料はやりすぎない
が大事かなと個人的に思います。
因みに熱帯果樹には水を欲しがるものが多くあり、そういうやつらに水切れは厳禁です。
細かく言ってくとキリがありませんが、フトモモ科は多めにやって損はないと思います。
水をやらなさすぎないデメリットは成長が止まる、枯れる、葉焼けが発生しやすくなるの3点かと思います。
特に根腐れを恐れるあまり、あまり水やりをしないでいると植物自体が黄色くなってきます。
葉が黄変する原因はいろいろありますが、肥料と共に慢性的な水不足も疑ってあげてください。