愛知で熱帯果樹

愛知で熱帯果樹を育てている人のブログです

冬支度の条件

秋も深まり気温も下がってきました。

立冬も過ぎたことから、暦の上では冬のようです。

道理で寒いと思った。

熱帯果樹を育てる人間にとって、天気予報は雨や晴れより気温が気になるこの頃です。

因みに最低気温は当日0〜6時の一番低い気温を、最高気温は6〜18時の一番高い温度を指します。

朝暖かくて日中に冷え込むと最低気温が高くて最高気温が低くなる逆転現象も起こるそうです。

まぁ、翌日の最低気温が低ければ当日の夜も寒くなるということですね。

果樹防寒については色々とありますが、私にとっての一番はやはり室内に取り込むこと。

ちゃこは恒温温室なんて持ってませんからね。

風を凌げて人間と一緒に加温出来る、現状で最良の選択肢です。

で、その最良の選択肢を選ぶにあたっての私なりの条件があります。

1.最低気温が15℃まで連続的に下がる

2.最低気温が10℃の日が稀にある

これが第一段階。寒さに弱い子や高価な苗はこの段階で室内に入れます。

大体10月の中下旬あたりに当たります。

3.最低気温が10℃を下回る日が連続する

4.最低気温が5℃の日が稀にある

これが第二段階。これで戸外越冬する子以外はすべて室内に取り込みます。

一度に取り込めばいいのに面倒なことをするなぁ、と思いますか?

実は太陽というものは非常に偉大で、室内にいると補助照明をつけていても太陽光に光量が追いつかないんです。

すると、どうしても室内にいる時間が長いだけ成長が止まってしまう為、できるだけ外に出して置きたいんです。

え?じゃあ暖かい昼に出しておいて夜しまえばいい?

確かに植物に良い環境ですが、サラリーマン一人暮らしのちゃこに毎朝晩30鉢を移動させるなんて不可能です。

朝は寝てたいし、夜はダラダラしたい笑

じゃあ、週末だけなら…と、たまに外に出すと葉焼けを起こすから冬季は室内に入れっぱなしに限ります。

ガーデニングが趣味だというとのんびりした印象を受けると思いますが、なかなか我々は気を使っているのです。